「移民キャラバン」流入に反発 ティファナ市民の一部が抗議
ティファナ、メキシコ、11月19日(AP)― 中米諸国から米国への移民を目指す「キャラバン」が、続々と太平洋側のメキシコ国境の町ティファナに到着している。
16日までに既に3000人以上が到着。さらに4000人近くが合流する見通しで、ティファナ市長によれば、移民の流入は「少なくとも今後半年は続く」見込みだという。
キャラバンの到着に、ティファナ市民の一部には既に抗議の声が上がっており、徐々にではあるが住民の反発が高まっている。
18日には、流入に反対する数百人のティファナ市民が、メキシコ国旗を掲げて抗議集会を開き、移民グループとにらみ合う場面もあった。機動隊が間に入って直接の衝突は阻止されたが、メキシコへの流入を「侵略」とみなす市民の声もあり、住民の間には危機感が高まっている。
米国への移民申請の長期化が予想されることから、メキシコ国民の税金が移民に使われることに対する反発も予想され、さらなるキャラバンの到着とともに、国境の町では一部ティファナ住民との間に緊張が高まっている。